剣盾S15シングル【最終790位】鉢巻日食ネクロズマ軸
お久しぶりです、しおから(TNしおソルト)と申す者です。
ポケモン剣盾のシーズン15で久々の最終3桁順位を達成したので簡単な構築記事を残すことにしました。
【構築経緯】
竜王戦ルールは初めてなので最も思い入れのある禁止伝説のを使ってみたが自分には扱い方がわからず、次に気になっていた日食ネクロズマを試すことに。
最初にHS竜舞弱保型を使ったところ、有利対面は作りやすいが技範囲の狭さが気になりHA鉢巻で火力を押し付けようと思った。
ネクロを展開するクッション役として最も信頼しているHDと7世代竜王戦でも強かったらしいHBを採用。
苦手なや対策の妖精枠に、対鋼の格闘打点持ちでにも強い(一撃の型)。
ネクロがダイマを切る前提の型では無いのでダイマエースとしてCS、相手のサンダーが重いのでS最速で羽休めと怪電波を採用。
終盤までこの並びを使い続けたが2000位前後をウロウロ、
感触は悪くないが初手で試合が終了するという致命的な欠点を抱えており、活躍はするが必要ではないと感じたの枠を再検討。
・スカーフオーガに最低でも対面から勝てる
・鋼に強い
・行動保証が欲しい
これらを満たすポケモンを考え、襷エースバーンを思いついたので採用。
6匹全員が伝説ポケモンの構築が完成した。
【個別紹介】
ネクロズマ(たそがれのたてがみ) 拘り鉢巻 プリズムアーマー
禁伝枠。こいつに限らず禁伝連中は数値が高過ぎて脳が理解を拒む
優れた耐久と耐性で受け出し、有利対面を作って一発殴ってからどう詰めるか試合を組み立ててました。先発も多かったです。
当初はの後攻蜻蛉から展開して動かそうと考えていましたが、実際に回すとそのような動きは殆どせずガエンは抜け、ランドの選出も減りました。
瓦割りはへの打点の他、のベールを割ったりダイナックルで積んだりと地味に便利でした、他に欲しい技も特に無いです。
基本的にダイマは切りませんが、相手のダイマの対抗策や耐久補強、最後の詰めに使います。
選出率1位。ほぼ全試合出しました
エンテイ 気合の襷 精神力
聖なる炎/神速/起死回生/地ならし 意地AS
ご自慢のビックリドッキリポケモン、最速にしたかったが火力が足りないので意地っ張り。
襷が警戒されなそうで、新規習得の起死回生+神速でを返り討ちに出来ることに気づき天啓を受けたので採用しました。
でもほぼ同じ型が可能だが無反動物理炎技である聖なる炎の有無は大きく、非接触なのでを焼いてもが潰れない。しかも5割火傷のおまけつき。
とは威嚇耐性や先制技の性能、S操作技などで差別化されているそれはそれとして別にエスバでも良いかもしれない
最初に使おうとしていたの意志を継いで構築が完成したようで美しいですね☺️
選出率4位
ウーラオス(一撃の型) 拘りスカーフ 不可視の拳
暗黒強打/インファイト/蜻蛉返り/不意打ち 意地AS
鉢巻ウーラオス教徒ですがスカーフウーラオスの代わりが見つからなかったので採用、無難に強かったです。
なのに不意打ち採用してますが他に欲しい技も無かったのでこれで良かった(暗黒強打とインファでほぼ完結している)
選出率5位、終盤になるにつれ自然と選出が減った
波乗り/ムーンフォース/挑発/瞑想 控えめHC
対策として採用、期待以上に活躍してくれました。
汎用性も高く、この構成で自分が求めるものをほぼ全て持ち合わせていました。
自分はカプ・レヒレという「タイプこそ優秀だけど数値の足りないポケモン」を全く信用していませんでしたが滅茶苦茶強かったです。
(レヒレの数値が低いとか何言ってんだと思われるでしょうが、そう感じるのは自分がヘタクソだからですね😞)
選出率3位
ランドロス(霊獣フォルム) オボンの実 威嚇
地面と電気の一貫を切れて威嚇も撒ける便利なクッション。
最初は後攻蜻蛉の為にSを落とした個体を使用していたが、岩封でミミッキュが抜けない等デメリットしか感じなかったので無補正無振りに。
最終的には相手にサンダー以外の電気タイプがいる時しか出さなくなったので、変更の余地有りか
選出率6位、4〜6位の選出率は殆ど差がないです
サンダー 命の球 静電気
10万ボルト/暴風/怪電波/羽休め 臆病CS
最強のポケモン。実はこのルール禁伝を2体使えます
前期までのルールよりインフレしてるはずなのに前期より強く感じる、あまりにも強すぎてドン引きしながら使ってました。
やにも強いのが偉い、こいつでダイマして暴れさせとけば何とかなるので他のポケモンの選出率がどんどん下がっていった。初手ダイジェットしたら試合終了なんてことも珍しくなく…
熱風が欲しい場面もありましたが怪電波が凶悪過ぎて手放せずこの構成、初手ミラーのS勝負と素暴風が心臓に悪いのだけが欠点。
選出率2位
【有利/不利だった相手】
対
禁伝枠の相性は不利ですが勝率は非常に良かったです。負けた覚えがありません。
こちらのがダイマを切らずに相手のイベルの取り巻きを削り、イベルに強いやにダイマを温存できるので構築単位で有利でした。
対
採用時は不利というか無理、に変えてからは体感不利ですが一応勝ち越し。
選出は必然的に先発後続になります。(初手オーガ以外のケースやエンテイの神速に合わせてオーガが引いた後のケアが効かないため)
対
採用時は全勝、構築を変えてからは五分五分。
ガエンを使っていた頃は出てこない事も多く、選出されてもで取り巻きを崩しで止められるので楽勝でした。
黒バド入りは構築単位でを強く牽制していて立ち回りが難しく、ガエンが抜けた後は苦戦しましたがを先に展開して上から怪電波入れて何とかしてました。サンダーは全てを解決する。
対
結構マッチングしましたが選出されないことが多く、結果easy winが殆どでした。
対
有利、を温存し@1でネクロの動ける対面を作って崩す。
対受け系統
禁伝枠は大体、いずれの場合でも勝率は良かったです。
選出は+orでイベル軸は先発レヒレ、ダイナ軸はネクロから入ります
構築段階ではネクロ受けに来るをフォトンゲイザーで吹き飛ばすのを想定してましたが、実際に出てくるのは鋼飛行です。崩すのに時間がかかるので面倒でした。
対
禁伝枠の相性は有利に見えますが勝率は悪いです。滅茶苦茶キツいです。
にダイマを切らずに雑に扱って相手を削るのが基本の立ち回りなのでHP管理が非常にシビアでした。
ゼルネアスはそこまでマッチングしませんでしたがは環境に多く、特に最終日当たりまくって毎試合悲鳴あげてました。
ザシアンの火力にはネクロの後投げもギリギリで身代わりや剣舞の択、相手のダイマ一般枠の処理まで考慮しなければならず、上手く立ち回っても耐久振りザシアンにダイアースや鉢巻地震を耐えられたりとボコボコにされました。
この構築が一見ザシアンゼルネに強そうだからか被選出率が7割程度だったのが救い。対ザシアンを改善できればもっと上を目指せたと思います。
他の禁伝軸
上記以外の禁伝は多くて2回しかマッチングしなかったので特に言えることはありません
対レシラムは2戦2敗と辛い相手なので環境に少なくて良かったです。
【最後に】
拙い構築記事ですが最後まで読んでいただきありがとうございます。
一応目標にしていた最終3桁を達成できて良かったです、各々が1匹だけ禁止伝説を使えるこのルールは面白いですね。
毎期色々なポケモンを使ってみたいと思いつつ、結局あまり触れずに後悔してるので残り2ヶ月禁伝大怪獣バトルを楽しみたいと思います
質問などありましたらTwitterまで 塩salt (@tj32ohr41) | Twitter
では
剣盾S10シングル【最高最終2002(337位)】 轟雷必殺ガノンラオス
初めまして、しおから(TNしおソルト)と申す者です。
ポケモン剣盾のシーズン10において、自身初のレート2000を達成したので構築記事を残そうと思いました。
【構築経緯】
鎧の孤島で登場した一撃ウーラオスに一目惚れ😍
有利対面から拘り鉢巻の火力を押し付ければ勝利を大きく引き寄せられる性能があると思い、相性補完に優れ低いSからのボルチェンでを展開できるクワガノンに目を付けその2匹を軸に構築をスタート。
現環境でチョッキHBを一撃で倒せるポケモンが少ないことから初手クワガノンから入って出し負けしない構築を目指した。
高速物理エースの球、トップメタのに強いフェアリーのHC、地面枠にスカーフ、ここまでで薄いを意識し高速特殊アタッカーのメテオビームの6匹でシーズン中盤から潜りレート1800に乗った。
その構築を最終日まで使い続けたが1800台を彷徨い1900の壁すら超えられず軸はそのまま再編
以前から使ってみたかった型の身代わりCSパッチラゴン
対妖に強い高速特殊アタッカーのゲンガー、対面性能やストッパー性能を期待して持ち物は襷
やを急場で使いこなす自信が無かったのでフェアリー枠に使い慣れた残飯ビルドオーロンゲ
ここまでで積極的にダイマを切りたい駒が無いことに気づき、相手のより速くダイジェットが使える地面枠としてホルード
構築がこの形になってから19勝8敗でレート2002に到達しました。
【個別紹介】
採用順に紹介していきます(赤字が上昇補正、青字が下降補正、括弧内は基礎ポイント)
ウーラオス(一撃の型)拘り鉢巻 不可視の拳
実数値:175-182-120-x-81-163(0-252-0-0-4-252)
構築の出発点、意地の火力も魅力的だがSが激戦区なので陽気での採用。
のボルチェンから無償降臨し、有利対面から一撃で相手のパーティを半壊させます。
火力は目安としてH振りFCが高乱数、連撃も低乱数で飛びます。特化も確定2なので等倍では受かりません。
技はインファ暗黒強打不意打ちの3枠は確定で、ラスト一枠は対の雷パンチと悩んだが意識のアイへを選択。以外に通る毒突きもあるがダイアシッドの火力が低いので不採用。
基本的にウーラオスにダイマは切らないが拘り解除ダイスチルで勝った試合もあり、この構築においては正解だったと思います。
基本性能が高い上に対受けループにも滅法強く、後述のクワガノン含め軸の2匹が受けポケへの殺意に満ちており対純正受けルは全勝。
初手等のダイマエースで暴れ受けポケで詰める構築や、スタンパに2〜3匹受けポケが入ってるような構築にも高い勝率を残しました。
個人的に対受けルは苦手意識があるので逆にカモれてeasy winを量産したのは精神衛生上良かったです。
選出率2位
クワガノン 突撃チョッキ 浮遊
実数値:183-67-155-165-98-63(244-0-244-0-20-0)
技構成:放電/エナジーボール/ハサミギロチン/ボルトチェンジ
本構築の要にしてMVP、本当によく頑張ってくれました。
先発で出し初手ボルチェン、地面対面はエナボを押します。基本その2つしか使いません。
特性浮遊とエナボで地面に強いので安定択でボルチェンを選べるのが強み。無補正無振りでも特化FCに近い火力があるので交代のオマケとしては破格の削り。実質的な後続の火力補助になります。
1ターン目の相手の行動、クワガノンの被ダメ、ボルチェンの与ダメから得た情報で相手の型や選出を絞り、その後の展開を考え立ち回ります。
Sを下げていないのはを上から殴るため、S振ってないも抜けます。
耐久は結構ギリギリで陽気の暗黒強打が乱数2発、特殊方面は臆病の大文字までは確定で耐えますがオバヒから乱数になります。実際にはダイジェットを押されたり乱数耐えで初手から倒されたケースは殆どなかったですが倒された際のケアが十全に出来なかったのは課題です。
初手ボルチェンで引いた後はよほどクワガノン自体が刺さってない限り雑に扱っていいです。他の手持ちが有利な対面で動ける回数を稼ぐのが仕事、困ったらガンガン投げましょう。
電気+草の範囲と一撃技の存在から受けルにも強くこれもFCロトムや輝石、今シリーズ禁止のら他のクッションには無い強みだと思います。
選出率1位。
前身の構築から通してほぼ全選出、唯一出せなかったのはがいた構築のみ。選出した試合では1回を除き先発でした。
パッチラゴン 命の球 張り切り
実数値:165-121-110-145-81-127(0-4-0-252-0-252)
技構成:電撃嘴/流星群/火炎放射/身代わり
某実況者さんが使っていた球身代わりCSパッチラゴン。
選出した試合ではeasy winを演出し実際強かったのですが、この構築では素早さ種族値75が心許なく、ダイマ権も余りがちなので燕返しを搭載した普通の物理ダイマエース型かの方が合っていると思います。
シングル使用率1位だけあって相手のメタも厳しく対パッチラゴンに厚い選出をされました。その対策にクワガノンが刺さる事が多く、この構築に変えてから動かしやすくなりました。
重いに強めだったのも心強かったです。選出誘導だけでも仕事して出せた試合は大暴れ、この構築にパッチラゴンを採用するのは正解でした。
選出率5位
ゲンガー 気合の襷 呪われボディ
実数値:136-64-80-182-95-178(4-0-0-252-0-252)
CSぶっぱのタスキゲンガー。
クワガノンのボルチェンで削りを入れてから展開するので火力不足はそこまで感じませんでした。
持ち物と技構成については諸説。悪巧みで勝った試合もありますが積む暇はあまり無かったので鬼火の方が欲しかったかも。
襷と凍える風が機能する試合は少なかったのですが、この持ち物・技構成でなければ選出できなかったケースが多々ありました。
ある意味この構築最大の問題点、最もダイマックス切ることが多かったのがこのポケモンでした。
最も多かった選出がでウーラオスはダイマすると瞬発火力が下がり、ガノンは早い段階でHPが削れるので消去法でゲンガーにダイマを切ることになります。
あくまで結果的にそうなった訳ですが、襷ゲンガーがダイマックスする前提の構築は我ながら狂気の沙汰と思います…
色違いやボールに拘る人はランクマでも結構いますが証持ちは殆ど見ないのが残念です、冠の雪原で特性パッチが実装されたら増えるかもしれませんね。
選出率3位
オーロンゲ 食べ残し 悪戯心
実数値:177-188-106-x-96-86(52-244-164-0-4-44)
技構成:不意打ち/ソウルクラッシュ/ビルドアップ/身代わり
以前から愛用している型のオーロンゲ。フェアリー枠として最も信用しているので採用。
Hは16n+1、AとBはビルドアップ1積み時の効率がいい偶数調整、Sは同速帯意識ですが中途半端でした。
壁や尻尾トリックを警戒されがちですが恵まれたタイプと高いAで攻撃面も優れています。
この型は2ウェポンですが三色パンチやパワーウィップ、地団駄ドレパン等範囲も広いのでアタッカーとしても開拓されていいと常々思っているのですが、先制身代わり連打で相手のダイマを枯らす動きが可能で汎用性が高いこの型ばかり使っています。
正直言ってこの構築には合ってなかったです。やが重いので素直にの方が良かったかも… ウーラオスの選出が難しい時にを相手にしますが、扱い慣れたフェアリー枠というだけで選び明確な役割を持たせていませんでした。
使い慣れてる分選出時間で悩む時間を取られず、また選出誘導で仕事をしていると感じたので一概には間違いだったとは言えません。数少ない選出した試合では活躍してくれました。
選出率6位
ホルード 拘りスカーフ 力持ち
実数値:160-108-97-x-98-143(0-252-0-0-4-252)
普通の最速スカーフホルード。
使用率1位のより速い地面タイプでダイジェットを使えるので採用。
今期序盤や過去のシーズンでも何度か使いましたが上手く活躍させてあげられませんでした。地面の一貫を切ってない構築と多くマッチングしたこともあり大活躍でした、で上から殴るだけで強く最後の詰めにダイマックスを切る展開が多かった。
選出率4位
【最後に】
自分で考察したクワガノンの活躍がモチベーションとなり初のレート2000に乗るまで戦い続ける事が出来ました。
シリーズ6の環境ではクワガノンが本当に強いので1人でも多くの人に使って貰えると嬉しいです。鉢巻ウーラオスで勝ちたい方も是非試して下さい。
拙い文章を最後まで読んでいただきありがとうございます。クワガノンと鉢巻悪ウーラオスの魅力が少しでも伝われば幸いです。構築記事を書くのは難しいですね…
まだまだ構築に明らかな欠陥が残っており改善の余地が多いです、言い換えればもっと上を目指せるポテンシャルがあると思います。
シーズン終了直後は燃え尽きてましたが今はまた沸々と対戦熱が上がってきています、黄金コンビのガノンラオスとシーズン11も戦っていきたいです。
しかし残念ながら2匹の仲はそれほど良くないようでした・・・
質問などありましたらTwitterまで 塩salt (@tj32ohr41) | Twitter
ではまたの機会がありましたら